アルパカ牧場日誌

週末、牧場で暮らす小澤祐子の牧場日誌。
自然が好き、アルパカが好き、野菜が好き…。
「あさひかわ新聞」でも紹介されています。

応援愛に輝くハート

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毎年2月14日に行っている「あかりde Night」は、山の斜面にハート型にあかりを灯し、ロッジではオカリナ演奏等を楽しむというイベントです。今年は、初のスイーツビュッフにも挑戦することになり、エアボード大会後から試食や試作が続き、更に大寒波の日にテレビ局のロケ対応もあり…スタッフは少々息切れ状態? Iさんが風邪をひき、N君がインフルでダウンし、さあ大変!一体、この寒い時期の辛い?イベントで、幸せになる人はいるのだろうか?人出不足になればなるほど、そんな想いで頭はいっぱいになりました。
2月11日、スノーシューで山をかけるパワフルなお客様YさんとKさんの2人が、今年も任務遂行?のため仲良く登場!期待通り、数時間で斜面にきれいなハート型を描いてくれました。遠くから見ても、「何かやりそう…」という始まり感があって、わくわくしました。
今年の、私達の集客目標は最大30人。準備としては20人規模。チョコレート菓子や焼きたてパン、カップ寿司、剣淵野菜スープなど10品目を提供しようとHさんは試作を重ね、台所でいつも以上に奮闘してきました。そこへ、町の協力隊のメンバーが2人も来てくれて、体制は万全です。台所も賑やかで嬉しい。
さて、点灯係は寒さに強いことが第一条件ですが、タイミング良く旭川の元気なお客様Uさんから、午後から休みがとれたので作業に参加するという電話をいただきました。Uさんは、昨年の感謝祭以来ずっと、私達のイベントを応援してくれています。
靴もウエアも特別仕様で完全防備。軽快に斜面を動きまわるUさんを頼りにドキドキで迎えた作業は…なんと!過去最高の速さで終了。
210個に灯りがともり、ハートが浮かびあがりました。感動です!
ロッジは、関係者を入れると40人を超える賑やかさ。当然、食べものはあっという間になくなりました。私とHさんは汗だく…台所は戦闘モードに突入です。お客様のはずの友達もスタッフに!
そして今年も、オカリナ演奏が始まりました。
私はロッジを出て灯りを見に行きました。粉雪が舞っていました。震えるようなキャンドルの灯りが斜面いっぱいに広がって、ハートがドキドキしているように見えました。今年もきれい!!「やっぱり、ハートの灯りはいいなぁ…」きっと、高速道路やバスの中からも見ている人がいて、同じように幸せを感じているのかもしれない。そう思える私が幸せでした。
ロッジの中を見ると、みんながオカリナ演奏にうっとりしていて、その表情は穏やかでした。
「やっぱり、辛くても寒くても、毎年あかりを灯そう…。」ハートのあかりは、みんなの応援愛の証だもの。

2月11日 ハートづくり      2月14日 あかりde Night 2019(写真提供:白鳥さま)

 

 

 

 

 

投稿日: 2019年02月18日カテゴリー: アルパカ牧場日誌

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