絵本の里北海道剣淵町 ビバアルパカ牧場
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タビー。今まで本当にありがとう。

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2016年12月2日、メスのタビー(12歳)が他界しました。

 

原因は慢性的な肺炎と、腹膜炎。

 

2016年11月29日、私達スタッフが朝の畜舎掃除のため

 

いつものように畜舎のシャッターを開け、アルパカ達を確認すると

 

いつもと違う、ぐったりと横たわり立ち上がる気力もない様子のタビーの姿を発見。

 

すぐに獣医さんに連絡し病状を見てもらったのですが

 

タビーを見て獣医さんが「老衰だね。もうダメかな。」

 

それを聞いて私達スタッフは横たわるタビーを見つめることしか出来ませんでした。

 

つい昨日まではいつものように元気にエサを食べ、歩き回っていたタビー。

 

それがこの日は横たわり、脈は少なく、体温も低い。

 

本来、何らかの病気になると脈が速くなり、体温も高くなるのが普通なので

 

ただただ、衰弱しているとの事でした。

 

最近タビーはソラの出産、授乳もあり少し痩せてきていたので

 

ソラを早めに親離れさせ、粒エサや栄養剤なども多めにやり

 

ほっぺにエサが貯まる癖があるので、エサを上手く飲みこめていないのではと考え

 

粒エサや牧草なども細かくして与えていました。

 

これからますます元気になって、これまでどおり牧場を照らしてくれると思っていた矢先の事でした。

 

タビーは平成25年から肺炎を発症し、その後も慢性的に肺炎等を繰り返し

 

体力的に限界がきてしまったようです。

 

横たわるタビーに今何をしてあげるのが一番なのか

 

それがいざというと分からなくて、歯がゆい気持ちを抑えながらタビーに声をかけ

 

ただ以前のように元気になってほしいという気持ちだけを胸に

 

寒くないように体に毛布をまき、寝藁をかけ、赤外線のヒーターで温めて

 

口元に直接エサを与え、獣医さんにもお願いして栄養を点滴してもらっていました。  が、

 

2016年12月2日、タビーが目を覚ましてくれることはありませんでした。

 

 

タビーは2007年11月3日に、パンチと共に栃木県那須から北海道へ初めて来たメスのアルパカで

 

2009年7月3日に、パンチとの間に長男パルを出産。

 

2012年3月28日に、次男ギン。

 

2013年9月20日に、三男ルネ。

 

そして今年2016年6月28日には四男ソラを出産しました。

 

4頭もの子供を産んだ偉大な母。

 

いつも堂々とした姿で他のアルパカ達の先頭をいき

 

とても賢くて、食いしん坊で、愛嬌のある本当に素敵なアルパカ。

 

タビーは剣淵町ビバアルパカ牧場にたくさんの感動と笑顔、幸せを残してくれました。

 

今のアルパカ牧場があるのは間違いなくタビーがいたおかげで、この先もずっとそれは変わらない。

 

この先どんなことがあっても誰もタビーの事を忘れないよ。

 

ありがとうなんて言葉じゃ全然足りないけれど

 

本当に、本当に、ありがとうございました。

 

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2016年12月03日 土曜日 15時06分 お知らせその他

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