けんぶちックな地方そうせい

剣淵町内を歩く、食べる、泊まる、そして出会う…。菅井尚伸の「新鮮・町レポ」をお届けするコーナーです。

#5「絵本『星のふる夜に』と壇蜜さん」

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「絵本の里」剣淵についてのブログで、「絵本」にはほとんど触れずに、第5話まで来てしまいました。
絵本とは…その奥深さとは…「絵本の里」のこと、ちゃんと理解できるだろうか…
などと思いながら、「絵本の館」へ。
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靴を脱いで…
そのまま床に座ったり、寝っ転がったりできちゃうんですね。背が低~い本棚。

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“木の砂場” うまいネーミング。「道の駅」にもありますね。

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ぐるっと一周できるようになっていて、本の数はもちろんですが、
まあ~窓が多くて明るくて広くて、解放感いっぱいですね。

まず一周してみてから「じんじんのスタッフルーム」へ
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いろいろありますが、台本をペラペラめくって…
実は、役場の方に「じんじん」のDVDをいただいちゃって(言っていいのかな)…
見たばかりだったんです。
感動のあの場面の台本、
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当然ですが映画と一緒ですね。
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私が剣淵のブログを書くはめになった日下部彩香ちゃんは、
このブログ、ちゃんと読んでくれているのかな~

冊子「JR Hokkaido 2013年5月1日号」がありました。
置いてあった監督イスに座って読んでいると、
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そこここに“けんぶちック”を感じることばが・・・

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“絵本で飯が食えるか。文化なんて旭川や札幌に任せとけばいい” という意見が大勢だったこと。
大地康雄さんが、絵本の館で見た読み聞かせの光景を語っていました。

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「私は絵本なんて子どものものと思いながら行ってみたら、偶然、読み聞かせをやってましてね。
クライマックスになるにつれて、読み手のおねえさんの方へ子どもらがにじり寄っていき、
最後のオチで全員ひっくり返って笑ってる。次の読み手は農家のお父さんで、
子を自立させるために厳しく突き放す動物の親の話に、今度は泣いているんですよね。
負けたなと思いました。私は演技でこんなに引きつけたことない…」
なるほど~“絵本は子どもの読み物ではない。子どもに読んで聞かせるもの”。
絵本にはわかりやすいメッセージ性があり、たくさんの道徳的価値が含まれていること。

こちらが今年の「絵本の里大賞」ですね。
おめでとうございます。
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”お父さん、読み聞かせしてますか~”

歴代「絵本の里大賞」の中に千住博さんの『星のふる夜に』を見つけました。
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千住さんは1995年、現代美術の国際展覧会イタリアのヴェネツィア・ビエンナーレで、
東洋人として初めて名誉賞を受賞した日本画家です。「絵本の里大賞受賞」の翌年ですね。

『星のふる夜に』の原画を、私は軽井沢千住博美術館で見ました。
ただ、そのときは別の作品の撮影が中心だったため、
『星のふる夜に』が「絵本の里大賞」を受賞したことなどは知りませんでした。

今回、『星のふる夜に』の出版社「冨山房」(ふざんぼう)さんが、
このブログで絵本を紹介することを、快く即断で許可して下さいましたので、
この際、一挙に載せちゃいま~す。(「冨山房」のワタナベさん、ありがとうございます)
☆一部ピンぼけあり、すみません。

星のふる夜に、流れ星に誘われて家族とはぐれ、道に迷った小鹿と風景、
文章はありません。

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絵本の館で『星のふる夜に』を手にとってページをめくり…
文章のないこの絵本を、どう読み聞かせるのだろうか・・・
たぶんこれを手にしたお母さんやお父さんも、最初はそう思ったんじゃないかと。
“読み聞かせる”ということは、文章はなくても、何かストーリーがなくてはなりませんよね。
そのストーリーは、子どもに読んで聞かせるお母さん、お父さんが、何度もこの絵本を見て、
自分なりに子どもに伝えたいストーリーを考えて、読み聞かせてあげることなのかな、と。
それが、絵本を使った「道徳教育」ということなんでしょうか。
だとすると、この絵本を「描いた」いや「創った」日本画家・千住博さんって、
やっぱりすごいんだな、と今さらになって感心してしまいました。

千住博さんとは、軽井沢の美術館で少しお話もしました。
「久米書店」という番組の撮影で、壇蜜さんと一緒に軽井沢を訪ねたんです。

↓ 番組でつくった「しおり」です
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自然光あふれる美術館は、まるで森の中にあるような造りになっています。
画家や美術館には、作品を劣化させたくないなどの理由で自然光を取り入れる
ことを嫌う傾向があるようです。でも千住さんは、こう言っていました。
「私が使っているのは岩絵の具、岩絵の具は劣化しない。
もし作品が劣化しても直せばいいだけのこと」と。

しばらく一人で美術館の中を歩いた壇蜜さん。
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そして千住さんとの対談が始まりました。
千住さんが壇蜜さんに、美術館の印象を聞いたところ、
壇蜜さんは、“枯山水みたい…” と答えました。
それを聞いた千住さんは、「エーッ」と驚き、「枯山水」にたとえた人は、
誰もいなかったけれど、言われてみると、そういう見方もあるのかもしれない、と
壇蜜さんの感性に驚いていました。いま思うと、あのとき壇蜜さんは、
美術館という空間で数々の千住作品を見て、“枯山水のよう”という自分なりのストーリーを、
千住さんに読み聞かせた、とも言えるのではないかな、と。

このブログの#3で、剣淵中学2年の小柳さんと、中3の宍戸さんの標語を
紹介させていただきました。
小柳さん「その言葉 本当に言っても 大丈夫?」
宍戸さん「伝えよう 画面の中より 顔を見て」

感じたままを表現することが大事なんだということ。

そして、分からないことは素直に”分からない”と言っていいんだということ。
千住さんは自らの本でもこう記しています。
“私たちのような専門家も、簡単にわかる作品ばかりに出合っているわけではなく、
本当に「何のこっちゃ」と思うことの方が多いのです。
「わからない」ことが正しい反応なのです。
多くの場合、作者も自分の作品のことを、よくわかっていないのですから“
(祥伝社新書「芸術とは何か」122ページ)
「絵本」と「地方そうせい」から脱線してしまいました・・・すみません。
その分、次回で取り戻せたら、と。

#6予告「年末に考えたい“北海道そうせい”2018」

<けんぶちックな ふぉと すて~しょん>
「道の駅」で買って帰って、うちの母が ”おいしすぎて、やばいよ やばいよ” と言いながら
朝からおかわりしていたお米が、メジャー部門で ”けんぶちックな快挙” なんですね。
武山さんはじめ、みなさんおめでとうございます!
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投稿日: 2017年12月22日カテゴリー: けんぶちックな地方そうせい

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