けんぶちックな地方そうせい

剣淵町内を歩く、食べる、泊まる、そして出会う…
菅井尚伸の「新鮮・町レポ」をお届けするコーナーです

#16「祝大賞 そんな甘くねぇって! 魂を込めている にグッときた」

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前回、#13~#15まで、一気に「けんぶちの冬」を書かせていただいてから
ちょっと時間をおいての更新となりました。
私事ですが先月のバレンタインデー、弟の嫁さんと弟夫婦の二人の娘からの義理チョコ、
ホワイトデーは(こういうの、かなり悩む方でして…) 最高のお返しを思いつきました。

超~よろこばれました。
いま我が家のコメは剣淵産のゆめぴりかです。
母は炊飯ジャーから土鍋に変えて毎朝炊いてます。味噌は「元気福みそ」。
それまでは特売で298円の味噌でしたが、母曰く”もう特売の味噌には戻れないね”。

今年は、北海道でいろいろな〇〇周年が目白押しです。まずは北海道命名150年。
北海道米の”味”の節目となったのが、1988年にデビューした「きらら397」
ことし30周年です。その後2001年「ななつぼし」、2003年「ふっくりんこ」
2008年「ゆめぴりか」…そしてついに「特A」ですもんね。
最近のびっくら米ニュース①
苗の田植えが不要の直播品種「上育471号」が道の優良品種登録!
味も「特A」のななつぼし並みだとか。来年から本格栽培。
びっくら米ニュース②
「魚沼コシヒカリ」が28年維持した「特A」から「A」に陥落。

今年から「減反」が廃止されますが、北海道151年目、さらなる北海道産米ブームを。
けんぶちの稲作農家さん、我が家、兄弟家族ぐるみで応援してます。

3月に入り、積もりに積もった雪も溶けはじめ、どこかに春を見つけられないかと
まちを歩いてみました。
剣淵は「開基120年」、3号神社はスノーシューでなければ行けないので、
剣淵神社に行ってみました。
(去年の秋に行ったとき、タヌキを見ました。あれは絶対に犬ではないと思います)


上川郡剣渕屯田兵…その下は見えなかったのですが、
150年を祝うばかりじゃなく、開拓に携わった先人たちが
どれほど苦労して北海道を拓いていったかを思い起こせるようなイベントが必要ですね。

お賽銭箱の前に、御神籤があったので…「末吉」でしたが、
願望(ねがいごと)”他人と共にして吉 我儘せねば諸事叶”
”信神(しんじん)なさい”…はい。

で、次はこちらへ…

「町の駅」の方向で、空に”雪煙”が…

すると…屋上に除雪車が。

除雪車をどうやって上げたのか、毎年やっているのか気になりましたが、
上の人も下の人も作業が忙しそうだったので、聞くのやめました。
まだ…気になってます。
次は…

「北海道命名150年」お祝いの記念事業もいいですが、
個人的には、どうする、どうなる「JR北海道の路線問題」。今年はまったなしですが…
森友学園問題でも分かるように、この国はいま明らかに「変」です。

政府や財務省はウソつきまくり。永田町や霞が関は「保身ファースト!」だらけです。
いま「地方創生」のことを真剣に考えている国会議員はいるでしょうか。
こんな状況だから、少なくとも「道北」、できれば「全道」の首長が、
束になって…と思うのです。路線ごとの個別協議じゃ…

15時48分「快速名寄行」の発車を見送ると…
いつの間にか、けんぶちに「富士山」が…
これも、どうやって雪を積み上げたのか、毎年出現するのか気になりましたが…

次は…

第27回 けんぶち絵本の里大賞
「けんぶち絵本の里を創ろう会」は今年、結成30周年を迎えるんですね。
原画展を見てきました。
大賞の「さよなら ママがおばけになっちゃった!」 作品もそうですが、
私は受賞者の、のぶみさんのメッセージに ”グッ”ときました。
全文を引用させていただきます。
「今回初めて大賞を受賞できました。僕は、けんぶちで賞をもらえるまで、
16年間ずっと賞をもらえませんでした。
「すぐにデビューしたい」と持ち込みに来る人がいますが、
今の僕は、心の底から言えます。「そんな甘くねぇって!」
どれだけ絵本のことを考えたか。どれだけボツをだしたか。どれだけ、けなされたか!
散々泣いてそれでもどーしても絵本作家でいたくて今、まだやっています。
僕は絵本に魂を込めているので、評価してもらってたまらなく嬉しいです。
ありがとうございました。(引用終わり)

どうでしょう?
私は、ちょっと頭をガーンとやられたような…
「そんな甘くねぇって! 絵本に魂を込めている」

これが仕事です。これがプロの執念です。
こうした気持ちで、自分の仕事に打ち込んでいる人って、どれだけいるでしょうか。
のぶみさんのメッセージは30周年を迎える「けんぶち絵本の里を創ろう会」の
皆さんにとっての「大賞」なのではないかなと思いました。
それと…このメッセージ、「保身ファースト」の連中に届けたいですね。

積雪が多かったせいか、まちで春を見つけるにはちょっと早かったようです。
ただ3月10日、この日はまた ”けんぶちックな、こんな青空そうそうないさ”
だったので、井下社長にバギーで牧場の山頂まで連れて行ってもらいました。
頂上からは歩いての撮影会。勝手に気に入った写真を載せて…
あ、そうそう、ちょっとだけ見つけましたよ! 春…

大人の秘密基地とは、小澤さんうまいこと命名しましたよね。

ゆったりできますよ~日当たりは…ぽかぽか

シラカバの樹のスライスに描かれた名作(勝手に命名)をいくつか

鮭の遡上、去年10月僕も牧場近くの小さな川で見ました。魚体は傷だらけ。
遠い海から、よくこんなところにまで…と感動して見ていると、
そこへ一人のおっさんが(すみません、おじさんの誤りでした)
”鮭いますか?”、と現れたのが、軽トラを降り、作業服姿の早坂町長でした。
ネットで町長の写真を見て何となく覚えていたので、
”もしかして町長ですか?”と聞くと、”本人です”と。偶然の初対面でした。

名作(勝手に命名)にもどります。

春を見つけるぞ~


あった…

「雪根開き」とか「根開け」とか言うそうです。
春が近づくと木の体温(木温と呼ぶことも☚辞書にはない)で幹の周囲だけ雪が解ける。
いっぱいあるのは芽?
そして、↓ これも「春」ですって(by 本間さん)

雨が斜面を流れ、筋模様になるんだとか。へ~知らなかったです。
まちの方を見ると

真ん中ら辺にそびえますのが…「けんぶち富士」 標高は、年や日によって変わります。
最後に

相変わらずパワフルなIさん
この日も、牧場中をスッ飛んでいました。
そういえば…大人の基地には、こんなのがありました。

ボスって、Iさんのことですよね、きっと。
本当にストロングですから。
では…#16おしまいです。。

投稿日: 2018年03月12日カテゴリー: けんぶちックな地方そうせい

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