けんぶちックな地方そうせい

剣淵町内を歩く、食べる、泊まる、そして出会う…。菅井尚伸の「新鮮・町レポ」をお届けするコーナーです。

#8「新成人34人 & 開基120年 ”踏み出す一歩”」

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1月7日、平成30年 剣淵町成人式
34人の新成人のうち、式に出席した29人が一人ひとり紹介され、
成人代表による「町民憲章」の朗唱
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わたくしたちは 北国の風雪に耐え たくましく生きぬいた先人の開拓精神を受け継ぐ町民です
ここに 農業を基盤としての躍進に願いをこめて この憲章を掲げます…

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町長からは、いわゆる大人としての ”一歩” を踏み出したことへのお祝いの言葉が。

前日の6日、鷹栖町在住の冒険家・荻田泰永さんが快挙を成し遂げました。
以下は10日付の道新「卓上四季」一歩一歩

「千里の道も一歩から」と言うがその一歩がなかなか踏み出せないこともある。
大きな目標を掲げようとしても、その困難さに腰が引け、失敗したらと不安が先立つ。
そして「どうせ無理だ」と、はなから諦めてしまう
▼けれど、この人は「難しいからこそ面白い」と言う。
単独徒歩、無補給で南極点に到達した上川管内鷹栖町の冒険家荻田泰永さんだ。
成功したのは日本人初、世界でも二十数人の快挙である
▼現地は夏とはいえ極点付近の平均気温は氷点下20度台だ。
おまけに標高約2800メートルと、大雪山系旭岳(2291メートル)より高い。
極限の中を重さ約100キロのそりを引きながら、直線距離で札幌―京都間に相当する
1126キロを歩き続けた。
▼気が遠くなりそうな壮大な挑戦だ。
荻田さんは「諦めず、妥協せず、ただ一歩一歩、踏み出し続け」た末、南極点に到達した。
「小さな一歩を重ねれば、どんな遠くにでも行ける」とも話していた
▼「便利」や「素早く」「スマート」がもてはやされる時代だ。
しかし、荻田さんの活躍を見ていると「一生懸命」や「努力」といった言葉が、何やら輝いて見えてくる
▼新しい年を迎えて、誰もが自分なりの目標を抱いていることだろう。
すでに三日坊主になってしまった人もいるかもしれない。
不安でも、くじけそうなときでも、勇気を出して一歩を踏み出す。
荻田さんがその大切さを教えてくれた。(引用終わり)

34人の新成人のみなさんだけでなく、今年は剣淵町や北海道にとっては
何かとあらたな一歩を踏み出す、かどうかの判断を求められることになるのではないでしょうか。
【北海道】
北海道150年事業キャプチャ
・命名151年目の新たな一歩
・JR北海道路線問題解決の年(島田社長)”足踏み” からの一歩

【剣淵町】
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・開基121年目の ”チャレンジングな一歩”
お米コンポスターキャプチャおいしいコメキャプチャ2017_1216_13212400
・メジャー部門で優良金賞に輝いた武山農園さんのコメ、全国制覇!への ”粘りの一歩”

VIVAマルシェ
「かみかわ食べものがたり」に新たに加わった少量多品種野菜、キヌアなどに、
更なる磨きをかける「けんぶちVIVAマルシェ」さん  ”種類の数だけ歩みがあれば約300歩”

2018_0111_09295800桜岡
・絵本や、客室新装成ったレークサイド桜岡を生かしたインバウンド戦略策定への ”けんぶちックな一歩”

さらに、町民憲章に「農業を基盤としての躍進」を掲げる剣淵町にとって、
強力な “あらたな一歩” となり得るキーワードを発見!!

日本農業新聞 2017年12月5日付 『農泊』
☆ちょっと長いのですが、非常に重要な内容だと思いますので資料などを加えながら引用します。

(見出し)「農泊のススメ 地域の宝を一丸で提供」
農山漁村に滞在する旅「農泊」が脚光を浴びている。農泊は、増え続ける
インバウンド(訪日外国人)の受け皿はもとより、地域を元気にする取り組みだ。
成功の鍵は「地域のチーム力」と「経営の持続可能性」。
地域の宝を磨き、交流の拠点づくりを進めよう。

農泊は、農村に出向き、その土地の伝統文化や食、人と触れ合う滞在型の旅行のこと。
農業体験、宿泊、郷土料理、温泉などの地域の資源を生かして、ビジネスとして成立することが
前提となる。

農泊の推進について」(農水省資料)←pdfファイル ちょっと重いです

(記事にもどります)
政府の農泊目標は、2020年までに500地域。農水省は本年度予算に
50億円の農泊推進対策費を初計上し、現在200地域が農泊事業を進める。

最大のターゲットはやはり訪日外国人。その数は15年に2000万人を突破、今年も10月現在
約2380万人と勢いは止まらない。消費額も上半期の累計で初めて2兆円を超えた。

観光立国を成長戦略に掲げる政府は、訪日外国人数を20年の東京五輪・パラリンピックまでに
4000万人、30年までに6000万人とする。
現状の3倍増で、それを後押しする民泊新法も来年には動き出す。

「北海道における農泊の取り組みについて」(農水省 北海道農政事務所資料)
↑43~44ページに上川北部の魅力例がありますが、残念ながら剣淵のことは載っていません。

(記事にもどります)
国内に目を転じれば、田園回帰の流れもある。
問題は、その需要をビジネスチャンスに結び付けているかだ。
キーワードとなるのが、農泊の産業としての持続可能性。
都内であったセミナーで農水省は、先進事例に共通するのは、「法人格を持った中核組織の存在」
「外部目線を生かした収益性の確保」「多様な業種の参加」を挙げる。

これまでの公費依存体質から脱却し、自立的な運営主体による経営感覚が問われている。農泊は
旅行・宿泊・小売り・飲食・運送・農林水産・情報通信業など多様な業態を巻き込む裾野の広い産業。
それだけに多彩なプレーヤーが強みを持ち寄る「チーム力」「地域力」こそが成否の鍵を握る。

農家民宿や農業体験、農家レストラン、温泉を楽しめる石川県輪島市の「里山まるごとホテル構想」
旅行業を取得し農業体験や交流でインバウンドを取り込む長野県の「信州いいやま観光局」は
地場産業を巻き込み、地域資源を「宝」に磨き上げて提供する好事例だ。
外国人が求めるのは、農村の原風景であり、伝統文化に触れることだ。
それをなりわいとする人々との交流が得難い異文化体験となる。そのためには
サービス業として成立させるためのノウハウの蓄積、ITを駆使した情報発信などが欠かせない。

JAグループも農泊分野には積極的に関わるべきだ。
総合事業を展開するJAだからこそ、直接参加できるし、つなぎ役にもなれる。
農泊事業は、農山漁村に活力と地域再発見の気付きを与えてくれる。
観光資本誘致型ではなく、地域からの内発的な取り組みで、循環型の自立経済をつくるために
住民参加で農泊を進めたい。(引用終わり)

いかがでしょうか。私が知らないだけで、町ではすでに農泊に取り組もうという
動きなどがあるのかもしれませんが、映画「じんじん」で、剣淵が第二の故郷になった
日下部彩香ちゃんたちが体験したのが、映画の世界ではありますが
まさに『農泊』だったのではないでしょうか。

資料をもう一つ
平成29年度の 農山漁村振興交付金(農泊推進対策)公募結果

応募数約300件のうち161件が第一次採択 北海道からは14件

ある農家さんの、こんな話を聞きました。
「子どもたちが独立して、大きな家に夫婦二人、三度の食事も二人きり。
空いている部屋に日本人でも外国人でも泊まってもらって、農作業を体験してもらったり
一緒に食事をしたりできたら、家の中が明るくなるんじゃないかしら…」

繰り返しになりますが、『農泊』プロジェクトへ ”踏み出す一歩”
町民憲章「農業を基盤としての躍進」にドンピシャだと思うのですが…

※添付した資料の分量が多く、すみません。抜粋・整理する時間がありませんでした。
『農泊』については、次回以降にさらに精査してリポートします。

<けんぶちックな ふぉと すて~しょん>
せっかくですので、成人式のスナップショットをいくつか…
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投稿日: 2018年01月12日カテゴリー: けんぶちックな地方そうせい

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