ヤギの十兵衛さん 昇天
ご報告が遅くなりましたが、2023年1月2日にヤギの十兵衛さんが亡くなりました。
享年12歳(推定) 老衰による心不全。
12月11日の朝、いつものようにヤギ舎の掃除に行った際、十兵衛さんが横たわっていました。
ご飯を出しても立ち上がる気配がない…嫌な予感しかしないスタッフ。
アルパカも立ち上がれなくなってから、せいぜい3~4日、長くても1週間くらいで亡くなったことを思い出し、私達も覚悟しつつ、出来るだけの努力と介護を努めました。
寒くならないよう毛布の服を着せ、日中目の届くときはカイロを毛布に貼ってみたり。乾燥草の代わりにキャベツやリーフレタス、白菜など柔らかくて栄養が取れそうなものに変えてみたり、床ずれ防止に反対にしてみたり…。
水も注射器で飲ませ、塩も口に運んでなめてもらいました。
1週間が経過、2週間が経過。毎日、毎朝「十兵衛?生きてる?」と気が気じゃない日が続きました。
実は、牧場で死期を迎えた3頭も12月に亡くなってて…『魔の12月』
12月31日…弱々しくなったけど、生きていてくれてる。
翌1月1日、一緒に新年を迎えた。ただ、昨日より確実に呼吸がしにくい様子。もうキャベツも食べようとはしなくなっていました。
2日、3週間も頑張ってくれましたが、十兵衛さんは安らかに旅立っていきました。
十兵衛さんが牧場へやってきたのは2010年5月20日、士別市のしずお農場さんから譲り受けました。
キリリとしてカワイイ顔。当時ベビーだったパルさんの親離れをするための放牧仲間としてやってきました。
役目を終えた後も姫さんとま~ったり過ごし、ヤギらしい姿も見せてくれましたね。
ヤギ同士のケンカに見られる頭突き!なかなか迫力のある音がします。
普段は本当にまったりしていて、こんな姿を見たお客様も多いと思います。
そして春になると柵のペンキ塗りをするのですが、十兵衛さんも一緒に塗ってるふりをしてくれていました。
今年は一緒に塗ってくれないと思うと本当に寂しい…。
たま~にヤギ柵を抜け出し、アルパカの放飼場へ行ったときは、この表情。岩に登ってドヤ顔です!
逆にパルさんががヤギの放飼場へ来た時には、昔のようにじゃれあっていました。アルパカのふわっふわの毛には頭突きも効かず…。
名前を呼ぶと「んメェ~~~!」と応えてくれた十兵衛。
はぁ~…思い出が尽きません。
十兵衛さんを可愛がってくれた皆さまには心よりお礼申し上げます。
そして、十兵衛!たくさんの楽しい思い出をありがとう!
また会おうね!