チョッパーさん ありがとう!
年明け早々、悲しいお知らせをしなければいけません。
2023年12月27日 オスのチョッパーさんが天国へと旅立ちました。
享年18歳。老衰による心不全。
昨年くらいから痩せ始めたチョッパーさん。
年齢を考えると、それもあるけど…とスタッフも心配を重ねていました。その割に食欲も旺盛で、他のアルパカ達がエサを横取りに来ると「アンヌァン☆#@ウワン*@%#☆*・・・ッペッ」と何を言ってるかわからないけど威嚇している光景をご覧になったかたも多いのではないでしょうか。
夏の暑さにも耐え、迎えた冬。12月に入ると、少しずつ座っている時間が長くなりました。
寒さが身に染みる季節、毛布もおなかが冷えないようベルト部分を太くして腹巻付にしてみたり、床からの冷えが遮断されるよう断熱マットを敷いてみたり…色々工夫はしてきました。
エサの音を聞くとスクっと立ち上がり、横取りを許さない姿勢は変わっていませんでした
異変があったのは12月25日。
朝、立ち上がろうとした時に足をふらつかせながら立ち上がりました。エサもしっかり食べ、まだ元気に見えました。
昼頃、ちゃちゃまるさんがちょっかいをかけると”コテ”っと転がったようです。その場で座るチョッパーさん。スタッフは両足を抱え、チョッパーさんがいつも過ごす場所に戻しました。
25日夕方のエサには、もう立ち上がりませんでした。
ただ、ここでも食欲はとてもあり、夜に様子を見に行った際には草が半分以上無くなるほどでした。
首もシャキっと立てて…
チョッパーさんが座る場所からは、オスパカたちが過ごす様子が見られる場所。しかし、風の通り道にもなっているようで、外から入ってくる冷たい風が直接体にあたらないようベニヤ板を置きました。もちろん、みんなを見られるよう視界は確保して。そして首元が寒そうで毛布を巻いたり。
26日も基本座ったままでした。
なんて言うんでしょう…座して黙して動じず…体力を、残りの時間を受け止めているかのような様子に、2代目リーダーとしての男気というか、チョッパーさんの生き様を感じました。
27日。この日もじっとしているのですが、食欲がめっきり減りました。首も少し傾きましたが、それでも苦しんでいる様子は無く…
同日22時頃様子を見に行った時には、すでに亡くなっていました。まだぬくもりがあり、少し間に合わなかったことを悔やみました。ただ、安らかに逝ったのだと思います。
チョッパーさんは2009年11月に、牧場のオープニングメンバーとして那須ビッグファームより来町。
出版された本によると、チョッパーさんはベビーたちの中でもリーダー的な存在だったと書かれています。
牧場でも若いころは”暴れん坊チョッパー”と異名をとるほどヤンチャでしたが、晩年はオスパカたちのリーダーとして、良く後輩たちの面倒をみていました。
夏になるとシャワーから直接水を飲むスタイルをはじめたのもチョッパーさんです。
雪融けの時期には、なぜか小石を口の中でコロコロ…チョッパーさんにしかない特技でした。
名前を呼ぶと、耳を立ち上げ、目を見開いて反応してくれましたね。
チョッパー?!
剣淵に、ビバアルパカ牧場に来てくれてありがとう!
そして、チョッパーを愛してくださった皆さまに心よりお礼申し上げます。