アルパカ牧場日誌

週末、牧場で暮らす小澤祐子の牧場日誌。
自然が好き、アルパカが好き、野菜が好き…。
「あさひかわ新聞」でも紹介されています。

花咲く5月

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剣淵町では、今年もゴールデンウィークの終わりから桜が咲きました。レークサイド桜岡の湖の周りは有名なスポットですが、今年は行ってみたい場所がありました。昨年の冬、和寒町のスノーシュー体験で出かけた夫婦岩までの道です。桜の穴場…と教えてもらったので、本当に5月が楽しみでした。撮影モード全開の私は、5月14日JRに乗りました。

塩狩駅の手前は桜の撮影スポットです。ぴったりと窓にカメラをつけて、スウィッチON。白樺の淡い緑と桜のコントラストの美しいこと!私は旅人になって、和寒駅で下車。

「ヘイ!タクシー」みたいな電話をしてIさんと合流。Iさんも別のスポットを撮影中でした。この日の目標は、穴場と言われているあの場所です。着くや否や、別々に撮影開始…「でもどうして、こんなに桜が好きなんだろう?」と自分でも不思議。

きっと、長くて暗い道北の冬を耐えてきた私達にとって、花を見るのは「癒し」

桜の下で涙を流す人はいても、怒る人はいません。きっと心を明るくしてくれる力があるのでしょう。そして、桜の咲く場所は幸せを呼ぶ場所なんです。

随分前に、和寒で農業をしていたおじいさんのインタビューがあり、塩狩駅に来たことがありました。おじいさんは、お花見をした思い出を話しながら涙していました。以来、私は一目千本桜という看板がずっと気になっていました。どこに千本あるのか?

今回発見した穴場に、何本あるかわわかりませんが、その名にふさわしい場所でした。

北上する道北の桜を見た観光客は、今年二度目のお花見!贅沢ですね。

アルパカ牧場は、さらに北。昨年、JR労組の皆さんが大勢でやって来て、100本あまりの苗木を植えてくれました。山全体をみると、あちこちにふんわりとピンク色。近くまで寄ってみると枝を斜めにして、今にも折れそうな姿で花を咲かせている木もあって、なかなか感動です。青いエゾエンゴサクは、昨年の3倍の広さに広がり、ロッジから確認できるほど鮮やかでした。ようやく花を背景にアルパカの撮影ができるようになりました。ふれあいデッキの横にある白樺も芽吹いています。雌のサクラちゃんが「buffo…」と、何度もくしゃみ?のような音を発していました。アルパカにもアレルギーがあるのかな?

とにかく、素朴な美しさに包まれる牧場の5月です。

投稿日: 2018年05月25日カテゴリー: アルパカ牧場日誌

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