アルパカ牧場日誌

週末、牧場で暮らす小澤祐子の牧場日誌。
自然が好き、アルパカが好き、野菜が好き…。
「あさひかわ新聞」でも紹介されています。

クールビズ

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今年もアルパカ達の毛刈りの季節がやって来ました。いつも、近隣のイベントとスケジュールが重なるため、牧場では2週に分けて、1頭ずつ刈っています。

今年は、これまでハプニング続きのイベントをなんとか成功させようと、アルパカ専用の刈刃を購入。イベント当日は無理をしないで1頭だけを刈る事に。

昨年までは、士別の羊と雲の丘に予備のバリカンを借りたり、スタッフ応援もお願いしていましたが「誰でも刈れるよ!」の一言で、昨年N君がたくましくデビューしました。

今年は、牧場スタッフだけでチャレンジです。試し刈の予定は、運よくNHKさんの中継ネタとして採用され、5月29日の6時40分に中継されました。この放送のおかげで、牧場の存在を初めて知ったというお客様もいました。さて、2回行われたリハ―サルでは、アルパカ達もお行儀良く、構成通りだったのですが…本番はエサに飽きたオスのアルパカ達が乱入状態。レポーターのまわりを走りまわり、カメラマンやライト、音声担当スタッフの静止を無視して賑やかさ?を演出する騒ぎとなりました。何もできないIさんは仁王立ち。フレームに入らない世界を見ていた私も、笑いをこらえるのに必死。しかも、蚊?アブ?なんだかわからない虫がブンブンしていて、抵抗できないスタッフの柔らかくておいしそうな部分を直撃!放送内容は、良かったようですが虫さされの被害は大きかったように思います。Hさんとレポーターの方にしっかりハグされた「ソラ君」も役目を終え、座り込んでいました。毛刈りをされたボスのパンチは、鳴き声を出すこともなく、暴れることもなく、素晴らしい対応でした!リハーサルで半分刈られたおかしな姿をパチパチ写真に撮られ、メス達には臭いを確認され…お疲れさまでした。

そして迎えた6月2日、毛刈りを見るのは初めてというお客様が、テントの中に集まりました。毛刈りされたのは6歳になったギンちゃんです。Hさんの軽やかな動き…今までの苦労を見てきたお客様から「今日は早いぞ~」と声がかかりました。30分あまりで毛刈りは終了。立ちあがる瞬間には、会場から「おぉー」という声が聞こえました。爪も、顔まわりも綺麗になって、別アルパカです。6月10日はソラ君の毛刈りです。どうぞアルパカの変身と、スタッフの成長ぶりを見に来てくださいね。

写真:半分毛を刈られて、本番待ちのパンチ

投稿日: 2018年06月16日カテゴリー: アルパカ牧場日誌

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