アルパカ牧場日誌

週末、牧場で暮らす小澤祐子の牧場日誌。
自然が好き、アルパカが好き、野菜が好き…。
「あさひかわ新聞」でも紹介されています。

アルパカ結婚式

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6月30日は、パルときらちゃんの結婚式。新聞やラジオ、雑誌などで告知されていたので、準備にも力が入りました。白樺を立てて作ったコーナーには大きなリースを飾り

栁で作ったアーチには、レースの布を巻き付けました。これで一気に結婚式の雰囲気です。

近所の方やお世話になっている方の所へ招待状も届けました。中には「どなたと?」と勘違いする人もいました。笑の提供です!

さて、本番。パルは試験飼育でお世話になったTさんといっしょに…きらちゃんは、東京からかけつけたTMさんといっしょに入場しました。興奮状態のきらちゃん、ヘッドドレスはすぐに飛んでしまいました。並んで歩くこともなかなか難しい状態でした。それでもなんとか晴れ姿を撮ってもらおうと、スタッフもサポートしました。ずらりと並ぶカメラマン…普段はオス・メス別々に暮らしているので、2頭いっしょのシーンは、この日限りかもしれません。

さて、来賓代表の町長の挨拶はユーモアたっぷりでした。そのスピーチを演出するかのように、すぐ後ろにメスのアルパか達が走りまわっていました。この日が、どんなに嬉しい日なのかをわかっていたのかもしれません。入場のあとは、ファーストバイト。ケーキは草ベースです。イタドリ、ミント、クローバーでアウトラインをとって、最後にニンジンを立てました。足並みの揃わなかった2頭が、この瞬間は集中しました!きらちゃんの豹変ぶりには本当に驚きました。新郎におかまいなしで、クローバーもニンジンも勢いよく「食いつく感じ」さすが、妊婦は違います。

そんな訳で、誓いの足型もパルだけ…でもなんとか、新しいカップルが誕生したことは、アピールできたと思います。半日流れたウェディングソング、白樺の前で写真を撮る人の多かったこと…その後ろには、Iさんが芸術的に刈りこんだ草のハートがくっきりでした。引き出物の団扇も、大活躍でした。常連のSさん家族からは、ぬいぐるみ付きの祝電が届きました。町内の方からもお祝いや

お花が届きました。本当に感謝です。乾杯の音頭をとってくれたのは前町長です。

ふと、9年前の寂しかった牧場を思い出しました。そんな牧場を心配してくれて良く来てくれました。励まされました。アルパカを通しての人とのつながりは、牧場の財産だと思います。                            これから10年目に向けて、新しいスタートラインに立てた気がします。

おめでとう!アルパカ。がんばれ「私」

投稿日: 2018年07月04日カテゴリー: アルパカ牧場日誌

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