アルパカ牧場日誌

週末、牧場で暮らす小澤祐子の牧場日誌。
自然が好き、アルパカが好き、野菜が好き…。
「あさひかわ新聞」でも紹介されています。

8年目のエアボード

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2009年の牧場オープンと同時に、冬の体験としてエアボードを導入しました。もちろんIさんの発想です。スキーヤーとは目線が違うため、エアボードができるスキー場は国内でも限られています。私達の牧場は、国内唯一のエアボード専用ゲレンデ。エアボードオンリーだから安心です。しかも、「曲がる」「止まる」の基本動作をマスターした人には、認定書を発行しています。レクチャーを終えたら、山のほぼ中央にある道をモービルやバギーで登って、山頂から滑ってきます。山頂には森のブランコがあって、自然の中でエアボードが楽しめる環境になっています。

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エアボード大会は今年8回目。年々参加者も増えて、今年は40名あまり。道外からの参加者や初の外国人選手もいて感激です。先日は、すっかりエアボードにはまったアウトドア女子3人が体験に来ました。対応したのは、N君とIさんです。3人ともスタッフにギュ~ツとしがみついて笑顔で山頂移動。ロッジでそれを見ていたお客様が、山頂移動も楽しそうですね…とニッコリ。

確かに日常では、こんなことはありません。リフトがないのも、なかなかの演出になるものです。

さて山頂からは、まずN君が滑ってきます。安全確認のため、うつ伏せではなくボードの上に座って滑ってきます。写真を撮るために待っている私に「今日はいいですよ。雪が光っていますね」と状況説明。その一言で、私は俄然やる気が出るのです。深いところでは、腰まで雪が積もっています。一度ポジションを決めると、途中での移動は難しいのです。滑る人のコースどりと、私のタイミングで満足できる撮影は奇跡に近いかもしれません。いよいよ6回目の滑走、3人がほぼ同時にスタート、2手に分かれました。1人をフォローし、次を狙おうとした時2人目の女子は転倒、最後の人は運良く、私の前を気持ちよさそうに滑って行きました。ナイスフォロー!滑り終えると3人は、すぐに私の映像をチェック!そしてHPで紹介することに!!そうなんです。牧場では今、撮影&アップが最高のサービスになっているのです。そしてみんなが拡散…特に海外の人の要求度は高いように思います。

どこかの町のラーメン店では自撮り棒をカウンターに下げて、食べる様子を撮影するサービスを始めていました。私達も自力でPRを強化する時代。お客様が予期せぬサービスで満足度を高められるように…今年の冬、私はユーチューバ―!

 

写真:コース確認のため、ボードに乗って降りてくるN君

投稿日: 2018年01月30日カテゴリー: アルパカ牧場日誌

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